進化する音

昨日11/4は渋谷CLUB QUATTROにParabolica Jamを観に行ってきた。
一年ぶり2回目となるParabolica Jam。
今年の出演はLITE、Adebisi ShankLou Barlow、Mike Watt。


LITEとMike Wattは22日間連続ライブツアーの真っ最中でこの日が19日目。
その初日の六本木Super Deluxeも観てるんだけど、さすがにここまで
タイトなツアーで毎日ステージに上がり演奏していると、明らかに初日と
全然違う。
特に今年7月にリリースされたIllminateの楽曲と新曲はそれが顕著。
新しいアレンジ、演奏のタイトさ、ツアーを通して楽曲が成長している。
正にそんな感覚。


もう一つ期待していたのがAdebisi Shank
去年のParabolica Jamで出会って、即嵌ってCD購入したアイルランド
バンド。
アイルランドだけどケルトの風味はまるでなくて、バリバリの爆音爆走
インスト3ピースロックバンド。
そのスピード感とトリップ感に嵌ったものなんだけど、先日リリースに
なった2ndアルバムではその感覚そのままにエレクトロニカの要素が
大幅に導入されて、まるで別のバンドかという内容。
果たしてどんな風になってるんだという好奇心で本当に楽しみにしてた。
で、実際のパフォーマンスはどうだったかというと…
全然変わってないどころか、むしろ弾けまくってよりクレイジー
なってるじゃねえか。
もう新曲も旧作の曲も聴いてる側をガンガン煽って、テンションを
MAXまでぶち上げる凄い高揚感。
少しパフォーマンスが大人しくなっちゃってるんじゃないかなんて
全くの杞憂に過ぎなかったと。
いや、本当に最高に盛り上げてくれた最高のライブ。
また近いうちに来日して欲しいと心から思う。


Lou Barlowも渋くて良いパフォーマンスだったし、Mike Wattは本当に
凄い。あのベースの音は絶対に他の人には出せないとつくづく思う。
それは奇をてらったという意味じゃなくて、楽器と、弾く人の人生、
生き様が生み出す音という意味で。


最後せまいクアトロのステージでまさかの全員参加セッションまで
実現して、本当大満足のライブだった。