目を背けるな!直視せよ!

日本の2006ドイツW杯が終わった。
特にブラジル戦は完膚なきまでに叩きのめされたと言ってもいいと思う。
2敗1分勝点1 得点2失点7 グループ最下位
これが現実である。厳しいが、決して覆すことの出来ない現実だ。
オーストラリア戦で守りきっていれば?そんな問題じゃない。
明らかに、世界で戦うにはあまりにも力が足りなかった。それこそが現実だろう。


横浜FM岡田監督のコメントが一番的をえていた。
技術の精度が足りない。最後まで走りぬく体力が足りない。最後まで集中し戦い抜く精神力が足りない。
そして、その不足分をカバーする戦術もなかった。
甘かったんだよ。すべてが。
冷静に戦力を分析することもせずに、ただただ根拠なく賞賛しつづけるマスコミ。
代表という虚構のネームブランドを創り、強化試合とは名ばかりの興行しか組まないサッカー協会。
すべてがぬるま湯だった。
そんな状態で勝ち抜けるほど世界は甘くない。


代表監督が誰だから?そんな表面的な問題じゃない。日本サッカーの根本的な問題だ。
突きつけられた現実。痛いけれど、苦しいけれど、まずはそれをしっかりと見つめなければいけない。
そして、足元から一歩一歩踏み固めつつ這い上がっていくしかない。
代表だけの問題じゃない。なによりも強化するべきはJリーグ、さらにはその下の育成の段階から。
今までのように代表代表と空騒ぎしていては絶対にいけない。上っ面だけ見てちゃいけないんだよ。
もっと根源的なところから、根っこからしっかりと強く、育てていかなければならない。
何度でも言おう。
次の代表監督が問題なんじゃない。代表が問題なんじゃない。
もっと深い部分から日本サッカーは成長しなければならないんだ。