対照的ながらも同質な

green chord(初回生産限定盤)

green chord(初回生産限定盤)

ACIDMANの新譜買ってきた。
前作までと同じ方向性ながら、また一回りスケールが拡がった印象。
初期のような強烈に訴えるメロディとかフレーズは正直減ってるものの、
全体を通しての一貫した完成度はすごい。
聞いてて、自分の中の宇宙が拡がっていくような感覚さえ。
まぁ、それでもやっぱり初期の方が好きな自分もいる。
単体の曲として「造花が笑う」以上のものはなかなかね。
それくらいあの曲のインパクト強かったから。


ついでに気になってたこれも購入。
こちらはACIDMANとは逆に拡がりじゃなくて、箱庭的な世界を表現したもの。
しっかりと表現したい中世ファンタジーっぽい世界観が出来上がっていて、
そのイメージを高い技術と表現力で形にした感じ。
これはへヴィメタルという音楽形式ならではの芸当だったりする。
ちょっと纏まりすぎな感じがしなくもないけど、かなり良かった。


この2枚はその方向性こそ全然違うけど、より考え練られ作り上げられた作品ということで
共通している感じがした。その完成度の高さも含め。
こういう音楽ももちろんあっていいんだよね。
こういう良さもあるし、むき出しの良さっていうのもある。
そういうのも全部含めて音楽なんだよね。やっぱ。