TOOL JAPAN TOUR 2007 CLUB CITTA'川崎


TOOLのライブ観に行って来た。
もう、良い悪いって次元じゃなくて、ただただ凄い。
ロックとか、ハードロックとか、メタルとか、ハードコアとか、そんな細々した
音楽ジャンルじゃ括れない。そもそも音楽の枠をもう超越してる感じがした。
変拍子、転調、複雑な曲の構成を寸分違わず演奏していく技術。
それもただ弾きこなすっていうんじゃなくて、しっかりと奏でていく。
音源をほぼ正確に再現しているんだけど、実際に聴くと音源を遥かに越えている。
とにかく凄いとしか言えない。
スクリーンを利用して神秘的で官能的でグロテスクなCGを流す演出、そしてメンバー、
特にメイナードの佇まいと演奏とが完璧にミックスされて、どこか別空間に来たかのような
錯覚さえ受けるぐらい。
完全に音楽という枠を超えて、芸術の域に達してると感じたよ。
もう終始圧倒されっぱなしだった。


でも、正直ホールで見たかった気もする。
ライブはライブハウスで見るのがやっぱり好きなんだけど、今日ばかしはそう思った。
オールスタンディングだと、周りの人に当たったりとかどうしても注意が削がれることがある。
そういう状況だと、どうしてもステージに集中仕切れないわけで。
なんとか全神経を集中させて一音たりとも聞き逃すまいと頑張ったから疲れたよw


いや、でも凄かったんだけど、その反面少しショック受けてたりする。
あんな凄いものが創れるんだって衝撃が。
自分にもあれくらいのものが創れるだろうか…とか考え込んでみちゃったり。