幻想を振り払え

中村俊輔、高原にばかり関心を寄せるマスコミにたいしてオシムのコメント


「2人のためのチームをつくるのか、2人がチームに適応するのとどちらがいいでしょうか」


「もし9人より2人が重要と考えるならば、2人に任せて監督は辞めましょう」


まったくもってその通りです。
ほんと、マスコミもしっかりと学んで、考えて、しっかりとした視野と視点を持って欲しい。
ここで言うマスコミの中にはマガジン、ダイジェストという2大サッカー専門誌も含む。
そりゃ厳しい出版業界の現状は分かるし、少しでも部数伸ばさないと危ないっていう理屈も分かる。
でも、それじゃダメなんだよな。
これはサッカー界とかに限ったことじゃないんだけど、資本主義の悪い点が必要以上に
社会に浸透してしまっている気がするな。
単純に儲けだけじゃなくて、その先になにがあるのか。
それを見抜き、知り、大切にする。
それが一番大事なことなんじゃないのか。
本当に日本を美しい国にしたいんだったら、そこら辺についてどう考えてるか。
それをしっかりと語ってほしいな。安倍さんにはさ。


と、思いっきり話がそれたw
どうも海外組が入ることで何か劇的に変わる…ってことを特にマスコミの皆さんは期待してる様ですが
そんなことはあり得ないし、幻想だってことに明日気付いてくださいね。
本当は2軍のペルーじゃなくて、もっと強い相手が良かったんだけどね。それを理解するには。
チームとして機能しようがしまいが、普通に勝つだろうけどね。
そこで、内容関係なくマスコミの皆さんは俊輔スゲー、高原スゲー、海外組マンセー
報道に終始するつもりなのかもしれませんがね。
どうも皆さん記憶力の悪い方が多いようで、ドイツでの醜態をそろそろ忘れかけてるようで。
あの屈辱は絶対に忘れちゃなんねえし、簡単に晴らせるものじゃないから。
過去のこととして無視なんてできないのに、もうほとんど誰も語らなくなってる。
あのドイツで俊輔は何ができたよ?高原は何を残したよ?
もちろん当人達はその屈辱、無力感をバネにして成長してるとは思う。
それは今季の実績を見ればわかる。
でもね、だからと言って、彼らを加えれば全てが良くなることなんてあり得ないんだよ。
サッカーは個人競技じゃない。一人では絶対に勝てない。
チームとして、クラブとして、個人として、そして文化として、少しずつでも小さくても
大きな単位で強くなっていくしかない。
その根幹を認識してほしい。もっとたくさんの人に。いや、国民全員に。
そしてそのシンボルとなるのが代表だろう。
だからこそ、2人選手が加わるだけでレベルアップする、というような軽い文句で
絶対に語らないで欲しい。