一つ一つ破っていけばいい

'07J2第10節

サガン鳥栖(0-5)湘南ベルマーレ

得点者:原竜太(2:アシストアジエル)、加藤望(3:アシスト原)、アジエル(3:アシスト原)、
    石原直樹(2:アシストアジエル)、坂本紘司(1:アシスト石原)



湘南ベルマーレ:4勝2敗3分、勝点15、総得点13総失点6、得失点差+7
得点内訳:アジエル加藤望(各3点)、石原直樹原竜太(各2点)、坂本紘司斉藤俊秀外池大亮(各1点)
アシスト:アジエル(3アシスト)、原竜太(2アシスト)、坂本紘司財津俊一郎加藤望
     石原直樹永里源気(各1アシスト)
警告累積:坂本紘司3、斉藤俊秀3、尾亦弘友希2、ジャーン2、石原直樹2、財津俊一郎1、中町公祐1、
     加藤望1、北島義生1
次節出場停止:なし



ここまでの大勝はまったく予想していなかった。
序盤かなり引き気味に入ったように見えたので、これは苦労するかもしれないと思った。
実際前半10分ぐらいまではかなり鳥栖に押し込まれた感じだったし。
しかし、そこでズルズルと行かないのが去年までと一味違うベルマーレ
しっかりと鳥栖の攻撃を跳ね返し、鈴木伸貴のロングスローからアジエルがすらしたボールに
原が上手く飛び込み先制すると、3分後に原が右サイド裏に抜け出しクロス。
ニアで石原が潰れるが、その後ろに望さんが飛び込み合わせて追加点。
全体的に覇気のない鳥栖に対して、一気に試合をほぼ決めてしまった。
そして、ここで終わってしまわないのも今年の一味違うところ。
前半終了が見えてきた良いタイミングでアジエルがミドルを蹴りこみ追加点。完全に試合を決定付ける。
後半は3点のリードの余裕からか、次の中2日の日程も考えた…かどうかは正直わからないけども、
鳥栖の攻撃を受け流しつつ試合を進める。
それだけでなく石原がカウンターからGKと1対1を冷静に流し込み追加点を挙げると、
更に坂本が今季初ゴールを石原との大きなワンツーから決めダメ押し。
結果的には完膚なきまでに鳥栖を叩き潰した圧勝となった。


2002年以来の3連勝。去年4敗だった鳥栖をアウェーで撃破。5得点。完封。
と、うかれる材料は山のようにあるんだけど、そうそう喜んでもいられない。
なにしろ最大の不安要素がジャーンの負傷交代。
肉離れの可能性があるというスカパー実況内の情報。
少なくとも2週間ぐらいは休養が必要だろう。この穴は小さくない。
ただし。
ジャーンが48試合すべて万全でフル出場できるとは最初から考えていないはず。
そして今日ジャーンの穴を埋めた松本や田村、山口にとっては最高のチャンス。
それに、しっかりとチーム全体で守る組織が出来ている現状、ジャーン一人抜けたからと
言って、即座に崩れてしまうようなことはないと思う。
まぁ、さすがに俊さんと坂本まで同時にいなくなるという事態は厳しいので避けたいところ。
どちらも累積リーチの状況なのでなんとか同じ試合でもらうことないように気をつけてほしい。


ともかく、降格以来積み上げてきてしまった壁と扉。
それを一つ一つ突き破っていかないと。
今年はそれが出来ると思うし、やらなきゃいけないんだ。次も勝って、前に進もう。