第一クール終了

'07J2第13節

アビスパ福岡(2-0)湘南ベルマーレ


得点者:なし
警告:原竜太


湘南ベルマーレ:5勝4敗3分、勝点18、総得点15総失点12、得失点差+3
得点内訳:石原直樹アジエル加藤望(各3点)、原竜太坂本紘司(各2点)、斉藤俊秀外池大亮(各1点)
アシスト:アジエル(4アシスト)、原竜太(2アシスト)、坂本紘司財津俊一郎加藤望
     石原直樹永里源気外池大亮(各1アシスト)
警告累積:坂本紘司4、斉藤俊秀3、北島義生2、尾亦弘友希2、ジャーン2、石原直樹2、財津俊一郎1、
     加藤望1、中町公祐1、外池大亮1、原竜太1
次節出場停止:なし


スカパー生中継観戦。
惨敗から立て直せず痛い連敗で第一クール終了。
田村をアレックスのマンマークにつける策に出るも功を奏さず完敗。
記録見るとシュート数では上回ったものの、決定機は相手のパスミスから石原が抜け出したシーンと
後半終了間際に前線に上がっていた松本が撃ったボレーがポストに当たったところぐらいか。
圧倒されたとまではいかないが攻められる時間が多くて、効果的な攻撃はほとんどできなかった。
山形戦も…というか、水戸戦からだったが運動量が明らかに少ない。
抜群だったヴェルディ戦、その次の鳥栖戦のような激しいプレスは見る影もなし。
これは連戦の所為なのか、それを考慮して意図的に減らしてるのか?
どっちにしろそれじゃダメだろ。
そしてその運動量の低下は攻撃面にも顕著に現われていて、完全にアジだのみの攻撃しかなくなってる。
立ち上がりこそ将太が右サイドをスピードで突破するという場面も幾つかあったが、
どうも将太と周り、特にアジとのコンビネーションが全然合ってなくて、次第に将太は消えていくことに。
後半からはその将太に代えて中町を入れたけど、全く効果なし。
むしろアジがより孤立して持ちすぎる場面が増えるのみ。
最後までその状況は変えられずに崩せず、得点奪えずに終了。
なにより先制されると負けるというパターンができつつあるのが怖い。
それは守備よりもむしろ攻撃のバリエーションの少なさに大きな問題がある気がしてならない。
今日なんかも、先制された時点で相当厳しいと感じてしまったし。


アジエルはJ2で突出した技術を持ってると思う。
そのアジエルを生かしているかっていうと全然生かせてない。逆に依存してしまってる現状。
このままじゃホント拙いと思う。
今年も拙いんだけど、今年云々じゃなくてその先を考えても拙いと思う。
冷たい言い方かもしれないけど、アジがいつまで居てくれるかなんてわかんないんだから。
一個人に頼るような攻撃じゃなくて、チームとしての形を作らないと。
今J1で好成績残してる柏とか、J1に定着しつつある甲府とかを見ればわかるとおり、
しっかりとしたチームとしての形を作れているチームっていろんな意味で強いんだよ。
チームとしての基礎ができてれば簡単には崩れない。
J1に上がるだけじゃなくて、J1に定着して、強豪クラブへとのし上がっていく為に、今から
しっかりとしたチームの基礎、形を作っていかないといけない。


で、今現在ベルマーレがやってる、やろうとしてるサッカーから言うと、
柏とマリノスのサッカー、システムなんかが非常に参考になると思ったりする。
激しいプレスを守備の基本に、攻守の切り替えを速く、両サイドを活用しつつ速攻をしかける。
ポイントはアジエルをトップ下に置くこと。
どうしてもボールに触りたくなって中盤の底に下がってきてしまうのかもしれないけど、
そこをなんとか我慢してもらってもう少し高い位置でアジエルに渡して決定的な仕事をしてもらう。
もっとも、俺が言うまでもなく、そんなこと当然チームで考えてるだろうけどさ。
ただ、それを可能にするためには捌けるボランチが不可欠か…


端から見てる分にはわからないチーム事情はいろいろあるんだろうけど、
やっぱりこのままじゃまだ上位には行けないと思う。ネガティブになってるわけじゃなくてね。
第一クール終えて、課題は見えてきてるんだから、少しずつでも、一つずつでも乗り越えていかないと。
まずは次の草津戦。3連敗は絶対に阻止すること。