賞賛と戒め

12年ぶりに現役復帰した伊達公子が大会で準優勝と。
最近話題に乏しかった女子テニス界においては格好の話題の種。
37歳、12年ぶりのプロとしての現役復帰でこの結果を出した伊達は賞賛されて
しかるべき、であるとは思う。
しかし、その反面、誰も伊達を止められなかったという事実は重い。
年齢はともかく、12年間プロとしての試合から遠ざかっていた選手に、
現役で今戦い続けている選手が勝てないということ。
これは正直恥ずべきことだろう。
そして、それは選手だけの問題ではない。
伊達が一線から退いていたこの12年。伊達を越える選手を一人も生み出せなかった。
これは日本テニス界全体の重く大きな問題を示唆している。
伊達が凄いとか、浅はかなマスコミみたいに能天気に騒いでる場合じゃないと思うぞ。