一夜明け

よく戦ったとは思う。
スタンドから見た限りだけれど、互角の勝負に近いように見えたし。
あんまりやられる気はしなかった。
でも負けた。それが現実。

ゴールを決められた瞬間、歌い続けなきゃいけないと思った。歌うのを止めちゃいけないと。
だから最後まで歌い続けた。
負けを認めたくなかっただけかもしれない。
でも、それしかできなかった。それだけができることだったから。


悔しくて悔しくてたまらない。
でもその悔しさはすぐには晴らせないだろう。
だから今はその悔しさを晴らす時のために、
やれることを全力でやり切るしかない。
諦めずに最後まで全力で戦え。
最後までしっかりと後押しし続けるから。