3度目のチャンスはくるか?

'07J2第19節
ベガルタ仙台(2-1)湘南ベルマーレ


得点者:原竜太(6:アシスト金)
警告:尾亦弘友希中里宏司


湘南ベルマーレ:8勝7敗3分、6位、勝点27、総得点28総失点20、得失点差+8
得点内訳:アジエル原竜太(各6点)、石原直樹(5点)、加藤望(4点)、坂本紘司(3点)、斉藤俊秀(2点)、
     外池大亮田村雄三(各1点)
アシスト:アジエル(6アシスト)、坂本紘司(4アシスト)、加藤望(3アシスト)、原竜太(2アシスト)、財津俊一郎
     石原直樹永里源気外池大亮中里宏司鈴木将太金永基(各1アシスト)
警告累積:坂本紘司5、北島義生5、斉藤俊秀3、原竜太3、アジエル3、尾亦弘友希3、中里宏司3、ジャーン2、
     石原直樹2、加藤望2、財津俊一郎1、中町公祐1、外池大亮1、田村雄三1、村山祐介1、金永基1
次節出場停止:なし


スカパ観戦。
勝てば昇格県内浮上の2度目のチャンス。またしてもそれを逃す痛すぎる敗戦。
敗戦自体は予測できなかったことじゃない。個人的に今首位の札幌より仙台の方が強いと思ってるし。
それにやっぱりまだまだ力が足りない。それは第2クールの敗戦を見ればわかる。
強いチーム、昇格するチームには最悪でも引き分けにもっていく逞しさ、勝負強さ必要だ。
でも残念ながら今のベルマーレからはそれは感じられない。
数的優位に立ちながら集中力を欠いた一瞬を突かれて敗戦したヴェルディ戦。
先制しながらもミスから崩れて逆転負けを喫した札幌戦。
そして追いすがるものの追いつけなかった今日の仙台戦。
どれも最悪でも引き分けで終えるべきゲームだったし、それができたゲームだった。
負けない強さ。
それが足りない。


それに、同じ失敗を繰り返しているように思えるのが気になる。
今季戦えている、勝てている一番の要因は最後まで積極的に走り続けることができていること。
しかし、第1クールの山形戦、福岡戦、そして今日の仙台戦でやられているシーンではそれが出来ていない。
今日は開始1分に先制するという最高のスタートをきれた。
だがそこで、攻め込んでくる仙台に対して、積極的にボールを奪いに行けずに、どこかその勢いを恐れて
受身になってしまったように見えた。
結果としてバイタルエリアでのプレッシャーが薄くなったことでミドルシュートを決められた。
2点目のシーンでも中盤がやや引き気味だったところでプレスがかからずに梁に決定的なスルーパスを出された。
ここぞという場面を見極めて積極的に仕掛ける意識。
チームとしても個人としても、その意識と見極めが甘く、足りない。
ガッチリと相手を受け止めて、その上で勝つ横綱相撲なんてできないんだから、自分達にできる最大限のことを
徹底的に最後までやりぬくしかない。それは恐れずに積極的にいくこと。
少しでも恐れて足を止めたら、引いてしまったら負けるんだって。


選手達は前向きなコメント出してるし、全然ネガティブになる必要はないっていうのは同意。
ただ、上位浮上のチャンスを2度逃したという事実は痛い。
それ以上に現時点で7敗目という現実はもっと痛い。
平均の昇格ラインは最終的に12敗前後。まだ半分以上残っている段階でもう7敗。
これは後々大きく響いてくるはず。
3度目のチャンスは掴めるかどうかよりも、そもそも来るかすらわからない。


もっとも、そんなこと今から気にしても仕方ないのかもしれない。
最初に言った様に、まだ根本的に力が足りない。
1失点目はシュートを撃たせてしまった全体のミスだし、2失点目はヨンギの判断ミス。
そしてお世辞にも守備が堅いとは言えない仙台を崩せないオフェンス。
もっともっと大きくレベルアップしないと、昇格はともかくJ1に上がっても先は暗い。
もちろん今年クラブとして勝負を賭けているのは分かってるし、そのリスクを背負った危機感もある。
でも、だからと言って数字ばかり気にしてウダウダ言ってても仕方ない。
全力でサポートして選手達がそれにしっかりと力強く答えてくれることを期待するしかない。
もうダメだなんて絶対に言わない。
だから最後まで諦めずに戦って絶対に勝利を勝ち取ってくれ!
もっと力強く、もっと逞しく。