RAGE

昨日RAGE AGAINST THE MACHINEのライブに行ってきた。
初めてのレイジのライブだったんだけど、想像以上に凄かった。
高いテンション、一切手抜きも遊びもない本気の演奏。
本当の意志の籠められた音楽はここまで聞き手の心に響くのかと驚愕にも似た感覚が。
その反面、この日ほど自分の英語力の低さを悔やんだ日はないな。
あのザック・デ・ラ・ロチャの最初から最後までテンションを落とさず、むしろ、
曲を重ねるごとに鬼気迫るほどの迫力で言葉を放ち続ける姿を見せられたらね。
感じるだけじゃなくて、その言葉を、意志を理解できなくてどうするって。
それでも「SLEEP NOW IN THE FIRE」では涙が止まらなくなってしまった。
それは歌詞の一節に日本のことがでてくるのを予め知ってたからっつうのもあるんだけど。
ザックがこんなにも真剣に真摯にそのメッセージを叫んでるのに俺達は何してんだ。


圧倒的な音にただ身を任せるのもいい。
けれど、その一時の快楽だけを享受するんじゃなくて、そこに籠められた意志、メッセージを
もっと深く受け止めてみないか。
それで何を感じ、何をするかは自分で考えればいい。


やっぱり、そういう考え方、音楽の捉え方が日本人には身についてないのだろうかな。
それは音楽が単なる娯楽としか捉えられていないという哀しい現実なのかもしれない。
本当の音楽にはもっと凄い力があると思うんだが。
音楽が世界を変えられると俺は信じて疑わない。