這い上がれ地獄の底からでも

勝てなかったのは痛い。痛すぎる。
けれど、まだ何も終わってはいない。
這い上がって行くしねえだろここから。
諦めるには早すぎる。


この試合の勝利が何よりも重要だったのはみんなわかってる。
それは試合後挨拶に来るときの坂本見てればよーくわかった。
うつむいて、肩を落として、沈み込むような様で歩いてきた。
だからこそ、サポーターが後押しして激励してやらなくてどうする。
気持ち入れて、絶対に勝たせようと叫び続けた。
だが、結果勝てなかった。その現実は重い。
けれど、選手達もショック受けてる様見て、どうすればいい?
なぜ勝てなかったんだと叱咤すべきか?責めるべきか?
今回の場合はもう一度前に進むためにも、サポーターが強く励ますべきじゃないのか。
厳しい状況を選手に感情をぶつけることでごまかすことは簡単だよ。
でも、それじゃ前に進めないだろう。
もう一度立ち上がって、もう一度前に進むためにも、ここで後押ししてやらなきゃ。
落ち込んでる場合じゃねえ。