どうする

フットサルの話。
主力だった選手を多く放出し、新たにチームを作り上げようとした当初の方向性は分かる。
それによって、序盤結果が出ずに低迷してしまった現実も受け入れられる。
ただその途上で監督交代ということが起きてしまったことは解せない。
迷走。
その一言に尽きるんじゃないだろうか。

それでもW杯による中断を経て、少しでも上向いて、前に進みはじめてるんじゃないか。
そんな期待から、先週秋葉台、一昨日小田原へと今季初めて観戦に行った。
秋葉台での名古屋戦は善戦しているように見えたし、まだ重症ではあるものの、回復の兆しは
充分あるんじゃないかと思えた。
が、小田原での町田戦を見てその感想は一変した。
重症ってレベルじゃなくて、重体。いつチームが崩壊してもおかしくないぐらいの。
ある程度戦えている時間帯はある。チャンスも時折作れている。
しかし、そのチャンスにゴールを決めることができない。
そして堪え切れずにミスから失点する。そこからはもう雪崩打ったようにミスから失点を繰り返し、
まったく挽回することができない。ずるずると崩れてそのまま反撃できずに終わる。
名古屋戦も町田戦もまったく同じ展開。悪い流れからまったく抜け出せない。

はっきりいって、きっかけがあれば挽回できるとか、そういう楽観は全くできないと思う。
もう、今シーズンはずっとこの悪い流れの中でもがいて行くしかないだろう。
問題はその先じゃないだろうか。
単刀直入に言うなら、もっとしっかりと力を入れてフットサルクラブを育てていくのか否か。
本気でフットサルクラブをやっていく気があるのなら、近い将来のプロ化ということも含めて、
本格的にやっていく姿勢と態度を示していかなければならないんじゃないか。
中途半端な姿勢では絶対にいまの悪い状況は変わらないだろう。
Fリーグは新興されたばかりだし、今後は不透明でありリスクは大きい。
しかし、その反面、フットサルというものの持つ可能性を含め、チャンスでもあると思う。

もちろんフットサルに資金を多く回すほど余裕なんてないのは分かってる。
でも、現時点でフットサルチームを持っているのはJリーグで湘南ベルマーレだけ。
その独自性、先天性、先進性は財産であるし、大きなものであると思う。
だからこそ、もっとフットサルにも期待したいんだ。