'09クラブワールドカップ

なんだかんだと最初の試合と5位決定戦以外は一応見たCWC。
岡山も出たし、最後はバルサが劇的にメッシのゴールで勝って世界一。
なんか最終的に日テレの望んだ筋書きになって良かったんじゃないですか。
もちろん皮肉ですよ。
ただ、内容的にはなかなか面白かったと思う。
バルサは文句なく強かったし。エストゥディアンデスも南米らしい強さと
巧さを充分に見せてくれたし。
特に衝撃的だったのはやっぱりアフリカ代表のマゼンベ。
あれだけ自由で躍動的なサッカー久しぶりに見た。
システムやら戦術やらで縛りの多くなってる現代サッカーで、あれだけ
楽しそうな自由に満ちあふれたサッカーっていうのは貴重。
もちろん圧倒的な身体能力があるからこそっていうのもあるんだけど。
ただ、そのサッカーが結果に反映されなかったあたり現実は厳しいというか。


しかし、そろそろ日テレにはご遠慮願いたいなぁ。
さんまもいらねーし、なんといっても藤井アナの実況は酷すぎる。
前線に2人が並ぶ4-5-1とかいう迷言はまだしも、バルサが華麗さを捨てて
額に汗して戦ってるだの、理想を捨ててでも勝ちに行くだの、
そんな言い草はむしろサッカー、footballに対する侮辱にしか聞こえないんだが。
バルサがいつもは汗一つかかない余裕で華麗なサッカーをしてるっていうの?
そんなわけねーだろ。
バルサが強いのは誰もが汗をかくことを厭わずにワンプレーワンプレーに力を
こめて戦っているからだろ。
前線から休まずプレスをかけるし、球際では身体を張る。最後まで諦めずに
ボールを追い、ゴールを狙って勝利を追い求める。
そういう当たり前だけど終始続けるのは難しいことを一番しっかりやってるから
こそ世界の頂点に立つことができるんだよ。
資料と勝手な思い込みをベラベラとくっちゃべってないで、もっと本質を理解して
その上で無駄を削ぎ落とし、状況を的確に伝えろ。
ドラマはピッチ上で生まれるものであって、勝手に外野が生み出し、演出するような
ものじゃない。もういい加減にしてほしい。
誰かそれをしっかりと教える奴はいねーのか。