転換期

まずは昨日の書き残し。
勝敗を分けるターニングポイントになったプレーは玉田が
ペナルティエリア内で倒れてシミュレーション取られたプレーだと思う。
実際に掛かったかどうかはともかく、あそこで玉田が倒れてしまったこと。
それによってグランパスの守備陣の集中が無意識の内に途切れたと思う。
実際山口が足を出してきているのは見えていたはず。
そして、それをかわすだけの時間は瞬時だけどもあった。
でもPKを求めて倒れてしまった。
それまでいくつか良い形で崩してゴール間近まで迫っていたなかで、
良い緊張感を保てていたのが、PKをもらいにいくように倒れ、
またその判定がシミュレーションを取られたことで、なんだよって
気持ちが心のどこかに生まれた。
よし、いけるという前向きな気持ちから、なんだよという後ろ向きな
気持ちへ。そのわずかな心の流れが隙を生んでしまった。
そんな気がするんだよね。
それを意識してか、無意識にか、普段ほとんど見せないドリブルでの
突破を仕掛けた遠藤は凄いんだろうな。


それと、競り合いで安直な笛を吹かずに極力流した扇谷レフェリーの
ジャッジはなかなか良かったんじゃないかと思った。
前半終了間際にケネディと山口が接触して倒れたところを流したのは
良くみてたと思う。
腕を広げてボールキープの姿勢に入ってるケネディの肘に、後ろから
山口の方が突っ込んでいって顔ぶつけただけだったから。
あれでキープに入ってる側のファールになってしまうのなら、後ろから
突っ込んだもの勝ちみたいになってしまう。実際そういう判定多いし。
そこらへんはもっと激しさ、シビアさを出すために緩めでいいんじゃないか
と個人的には思う。大型FWが中々大成しない一因がそこにある気がするん
だよね。昨季田原とか高崎とか見ててそう感じた。


もうひとつ。
今日twitterをちらっと見てて、高校サッカーJリーグよりおもしろい
それに対して、高校サッカーの方がレベル高い。
ってつぶやきを見つけてちょっと愕然とした。
おいおいさすがにそれはねーよと。ネタだったらいいんだけど、
なんかそうも思えなかったから。
でも露出度を考えると、そう思われても仕方ない一面は確かにある。
それくらい一般へのJリーグの露出度は低い。低すぎる。
ワールドカップで盛り上がるのはいいけど、このままだと本当に
ワールドカップ後のサッカー界やばいぞ。
それもこれも代表ばかり表に売り出すサッカー協会の商売根性が悪いと
思うんだが。もちろんスカパーに引き篭もるJリーグ側も問題ありだけど。
付いてくるファン、地域の人、サポーターはもちろん大事だが、その他の
一般の人にももっと存在を見せていかないと。